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独自の審美眼でセレクトする実店舗を持たないヴィンテージショップ【カイハラ株式会社】

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2019.10.30


近年はSNSの影響で実店舗を持たずECサイトのみで運営しているヴィンテージショップは少なくありません。買い付け先は国内外問わずフリーマーケットやスリフトショップを周り、仕入れをしてくるのだ。昨今はInstagramの影響により「古着」に魅了される10〜20代の女子たちが多い。フリマアプリでブランド品の服を買うのとは全く違う価値観。他の誰も持っていない「個性」、そして「自分で発掘する」という楽しさがスマホ世代の彼女たちの間でムーブメントとなっているのだ。今回はInstagramのフォロワー数、約45万人。『MEME vintage』を主宰するファッションディレクター・MEIMUさんを紹介します。

様々な仕事を行うことで培われた”セレクト”するチカラ 美容師・ヘアメイク・ファッションディレクターと様々な活動をMEIMUさん。『MEME vintage』を立ち上げた経緯はシンプルな答えでした。
「古着やヴィンテージが好きだったのでもっと自分の世界が表現したく、『MEME vintage』を立ち上げました。当初は買い付け先など全くわからずで、現地の方に尋ねたり、フリーマーケットをまわりながら徐々に買い付ける場所を広げていきました。最近はアメリカが多くて年に2、3回行きます」 『MEME vintage』のラインナップは一点ものヴィンテージ、セレクト、オリジナルで構成されています。中でも彼女が買い付けてくる一点もののヴィンテージはECサイトにアップした途端、SOLD OUTとなってしまうほどの人気ぶり。バイイングする上で気をつけている点を聞いてみました。 「特に気を付けている点は流行をあまり気にしない事とサイジングですかね。一点ものというヴィンテージならではの魅力があるので、直感的に良いなと思うものをセレクトしています。元々、古着好きというのもありましたが、撮影で一緒になった海外のモデルさんの私物を見たり、アメリカのフリーマーケットや街にいる女性の着こなしなど、自分が良いなと感じることにアンテナを張りながら、沢山インプットしてセレクトする事に活かしてます。買い付けたアイテムはサイジングがわかる様、自分が着用してサイトにアップしていますね」


デニムをカッコ良く穿きこなしている女性が憧れ
独自の審美眼と感覚を持つ彼女のInstagramを見てみるとコーディネートにデニムを合わせている印象がある。シンプルながらもサイジング、小物使いが抜群に上手くスタイリングを参考にしている女性が多いのだ。
「デニムを自然体で着こなしている人がオシャレな人という意識が常にあります。年齢を重ねてもデニムのカッコ良く穿きこなせている女性が目標であり憧れですね。なので、デニムを買い付ける時は自然と気合いが入ってしまいます。デニムは私にとって自分のモチベーションを上げてくれる最高のオシャレアイテムですね」

自分の世界感を確立させてクリエーションの幅を広げたい
美容師・ヘアメイク・ファッションディレクターと多彩な顔を持つMEIMUさんですが今後、どのような活動を行いたいのか?
「自分の世界観をもっと確立させて、zineや映像も作りたいと考えています。また美容師も行っていますので、サロンとブランドを併設したショップのオープンを計画しています」 従来の仕事の枠に囚われない自由な発想力を持つMEIMUさんからますます目が離せません。

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http://www.kaihara-denim.com/magazine/1236/